3月の最初はAlice Cooperと決めているので、バンド時代のベストにしようかと思ったら、
もう書いてたね。
なのでこれ、邦題「レースとウイスキー」です。
バンド解散後、「悪夢へようこそ(Welcome To My Nightmare)」から3作目。
時代としては、そろそろ低迷期にさしかかる頃。
なんでかは知らないけど、わりと早い段階で購入した記憶がある。
高校時代かな?
結構お気に入りだったわ。
当時の解説によると、
かつて、ダシール・ハメットやレイモンド・チャンドラーといったアメリカン・ハード・ボイルド作家が創り出したせ会のむこうを張った、ハード・ボイルド・タッチの世界の住人になり切っている
のだそうな。
まぁ、前述のソロ1作目に続いて2作目は「ALice Cooper Goes To Hell」と、同じ路線。
ここいらでちょっと…と思ったのかな? チャレンジ精神に溢れた人だしね。
コンセプトこそ違うが、サウンド自体は「Goes To Hell」の延長線上だね。
さて、曲です。
1曲目「It's Hot Tonight」。邦題が「今夜は燃えるぜ」ってのが、時代を感じる。改めて聴いてみると、ギターがカッコイイね。イントロから続くリフが、耳に残る。ハードボイルドなアリスの幕開けってカンジで、いいね。
次は、ストリングスを使ったイントロが劇的な、タイトルソング「Lace And Whiskey」。
まぁ、これもコンセプトにそった曲です。
3曲目「Road Rats(都会のねずみ)」。
なぜか、バンドクルーを題材にしたと思しき曲。サビというかCメロがなんだかポップ。ギターソロも印象的だわ。
続く「Damned If You Do(地獄の誘惑)」ではAl Kooperがピアノで参加。
非常にポップな曲で、サビが好きだ。「Trash」以降しか知らない人に聴かせてみたい。
おおー、出た!
5曲目は名曲「You And Me」です。
「Only Women Bleed」系統の、美しいバラードです。
You and Me ain't no movie stars
What we are is what we are
We shre a bed, some lovin' and TV, yeah
That's enough fo a workin' man
What I am is what I am
And tell you, babe
Oh that's enough for me
心にしみます。
レコードだとここからB面かな?の6曲目「King Of The Silver Screen(銀幕の王者)」。
銀幕のスターを夢見るオトコの妄想ソング。
聴いたことのあるフレーズを入れつつ、脱力系なサウンドから、仰々しい終焉を迎える、いかにも当時のアリスらしい芝居がかった曲。
「Ubangi Stomp」はカバー。ウォーレン・スミスだそうだけど、知らん(ストレイ・キャッツもカバーしてるんだな)。いかにもなロックンロールナンバー。
当時はわざわざこういう曲を書いてたのかと思ったんだけど、カバーだったんだねぇ。
案外アリスの声って、こういうのにも合うね。
「(No More)Love At Your Convenience(わがままな恋はもうごめん)」
もうここまでくると、今までのアリス・クーパーのイメージとかけ離れてて、面白い。
女性コーラスとオーケストラサウンドを中心にした、ヒジョーに爽やかな曲。
静かなアコギのアルペジオから始まる、物悲しい「I Never Wrote Those Song(こんな歌は初めて)」。
とにかく悲しい雰囲気は満点なんだけど、歌詞の意味がよく判りませんでした。
サックスのソロも、悲しい雰囲気を煽り立てる。
さて、これが最後の「My God」。
タイトルとパイプオルガンのイントロが、期待感を誘う。
タイトル通り、神に救いを求める、そんな歌詞だ。
アリス以外のメンバーも含めた合唱スタイル、間奏のピアノとストリングスのアレンジはさすがだねぇ。
後半のバックのギターもカッコイイ。
まさにアルバムの最後を飾るに相応しい曲。
…で、ハードボイルドって?
最初の数曲だけじゃん。
「ユバンギ・ストンプ」も含めて、そういう時代を描いたってことね。
今月だっけ、来日は。
あぁ、見たいけど、見れないなぁ。
来日するんなら、アルバム再発してよぉ。